★新森幼稚園 知能教育公開保育のご報告★

当園では、20年来取り組んでまいりましたSI(知能教育)の公開保育を当園の新園舎にて実施しました。新型コロナ対策のため、学校関係者等はオンラインでの参加となりました。

実施日:令和5年6月27日(10時10分~13時30分)

                 施設名:新森幼稚園保育室にて  

 協力を得た外部有識者   :喜多輝美 日本児童教育センター

 参加した学校関係者評価の評価者:白濱洋征 知能教育顧問

                  B様    保護者代表(オンライン)

小林先生  星の光幼稚園

他の園の教員         :北中靖久  K保育園(オンライン)

実施内容 :今回は、テーマ「エスアイ遊びを通して、自ら行動し取り組む楽しさを味わうと共に自己肯定感を高める」

新森幼稚園では、「個性を尊重する」「就学までに身につけたい10の姿」「あそび(経験)から学ぶ」などを保育の活動でどのように実現

できるか検討してきた。今回のテーマは、SI遊びを通して、保育者やお友だちからのどのような発言が子どもの自己肯定感を高められないかと

いうことに重点をおいて研究した。子どもの素直な感情・発言をどのように保育者は拾い、又、「素敵なこと」「試してみよう」「お友達の考

えや思いを認める」「自分のやりたいという気持ちを大切にする」という点に重点をおいて、保育者や友達のどのような言葉がけや態度が、

子どもたちが自分も認めてもらえる事で相手も受け入れようとする気持ちが芽生えるかを公開保育を通して研究した。

公開保育の学校関係者評価:保護者代表 B様 SI遊びがどのような取り組みなのか見学させていただきより分かりました。大人から見ると正

解、不正解と考えてしまうものも、子どもたちから見るとこういう見え方もあるのかと、改めてこのSI遊びの取り組みが園児の様々な豊かな

発想に繋がるのかと感じました。又、先生方が子どもたちに「良い考えだね!」と自信のつく声掛けをされていて、嬉しそうな笑顔やさらに挑

戦しようと、一生懸命に取り組む姿が見られたので、今後も何事にも挑戦し、様々な経験を作ってほしいと感じました。

 知能教育顧問 白濱先生:幼児にとっては、特に自己肯定感を高めるためにひとりひとりに合わせたていねいな声掛けをすることが大切

ある。知能の発達も自己肯定感に裏打ちされており、年長児は特に、小学校への進学に向け、不安定になることがある。幼少接続の観点から

もていねいな言葉がけを工夫されていることは、大変評価できる。

関係者の反省会のまとめ:正解不正解を求める教材ではなく、取り組む姿勢を保育者の細かな配慮やよく考えた言葉がけで、子どもたちはより

自信を深め、また、お互いが賞賛するという形で自分も認めてもらえ、相手も認めるという認め合うことで自己肯定感が育っていくと考えてい

る。